25%と誤差がある!?Apple WatchのGPS精度は最悪なので要注意!
Apple Watchがフルマラソンで使えれば非常に便利だと思い購入を検討する中で、バッテリーの持ち具合ばかり気にしていました。
series4からGPSのみのワークアウトなら最大6時間持つため、家から出てフルマラソンをサブ4以内で走り、帰ってくるまで使えるかどうかはギリギリになるかと思います。
最悪、充電器を持って行くとしてフルマラソンで使えるのであれば、購入しようと決めていたのですが、思わぬところに落とし穴がありました。
GPSの精度はスマホより悪い
Apple WatchにはGPSが内蔵されているため、スマホを持たなくてもランニングウォッチとして使用することが可能です。
Apple Watchは時計というより、どちらかというとスマホに近いものです。
GPSの精度は、ガーミンのランニングウォッチには劣るものの、スマホ程度かと思っていました。
ランニングウォッチ購入前は、スマホアプリで計測していたこともあり、GPSの精度には不満はありませんでした。
しかし、Apple Watchはスマホより精度が悪いのです。
その精度の悪さはランナーにとっては致命的になるかと思います。
距離が少ない!?
では実際にどのように精度が悪いのかというと、2つの例を紹介します。
まず1つ目です。
日頃からApple Watch単体で5kmのランニングをしていました。
ある日、スマホにある通知が来ました。
「GPSの精度を上げるためにスマホと接続して20分以上ワークアウトをしてください」というものでした。
指示に従いスマホと接続して、いつもと同じ距離を同じペースで走ったところ、なんと走行距離が3.7kmでした。
その差は、1.3kmにも及び誤差とは言えない範囲で、もはや故障なんじゃないかと思うほどです。
定期的にスマホと接続すれば、GPSの精度は向上していくそうなんですが、これは少し酷すぎです。
続いて2つ目の例です。
Apple Watchでフルマラソンを走りきるために、スタート直前までバッテリーを充電し、無事バッテリーが切れることなく走りきれました。
これで、フルマラソンでもApple Watchが使えることを証明してくれました。
走行距離を見てみると、45km!!
フルマラソンを3km近く越してしまっています。
ガーミンの935で走っても、せいぜい300mの誤差がいいところです。
フルマラソンはカーブなどは最短距離で計測されるため、大回りすればその分距離は伸びます。
それを踏まえての誤差なので、ほぼ無いと考えていいでしょう。
それがApple Watchでは、大幅にずれてしまうのです。
45kmと表示されてしまうのは、どういうことかと言うと、1つ目の例同様に距離が短く計測されてしまっていると言うことです。
スマホとの接続で精度が上がる
1つ目と2つ目の例では、どちらとも距離が短く表示されてしまうと言う結果でした。
よってApple WatchのGPS精度は悪いと言わざるおえません。
ガチランナーにとっては、とても使える代物では無いということです。
しかし、スマホと定期的に接続して走ることでGPSの精度は修正され向上していくので、長い目で見れる人は使えるのでは無いかと思います。
結局、スマホを持たなくちゃいけない
Apple Watchは、セルラーモデルでワンナンバー契約をすれば、スマホが無くても通話やメール、LINEが出来るため、スマホを持たなくてもいいというのは、他のランニングウォッチには無い最大のメリットでもあります。
しかし、GPSの精度を上げるためにスマホを持たざるおえないのであれば、この最大のメリットが失われることになります。
まとめ
Apple Watchをフルマラソンで使用するためにバッテリーばかり気にしがちですが、GPSの精度も気をつけましょう。
これからランニングを始める人にとっては、Apple Watchを使用することで走るキッカケになるのでお勧めできますが、ガチランナーにとっては、やはりオモチャ感が否めません。
日常使いでは、非常に便利なApple Watchをフルマラソンでも完璧に使用できれば、まさに最強の時計でしたが、まだまだ改善の余地はありそうです。
関連記事