【後編】東京マラソンで初完走!はじめてのフルマラソンを振り返ってみた。
前回の続きです。
ハーフマラソンに挑戦
いよいよハーフマラソン大会です。
10kmを49分で走れたので、目標は2時間切り!
と調子に乗っていました。
10kmのマラソン大会より、規模が大きくここでもテンションが上がっていました。
速そうなランナーを見て、なんかカッコいいなぁと憧れ意識を抱くようになり、もはやこの時点でランニングにハマっていたことは間違いないです。
30キロ走を経験したこともあり、完走には自信がありました。
スタートしてから、すぐ渋滞になり思うようにペースが上がらず、焦りから前半はオーバーペース。
絵に描いたような失敗で、15キロ過ぎから右膝の外側が痛くなる。
ラスト2キロくらいで、ペースを上げないと2時間切りを達成できないとわかり、死に物狂いで激走。
1時間59分というギリギリのタイムで、なんとか2時間切りを達成しハーフマラソンも走りきることができました。
ランナー膝発症
問題はここから。
ランナーあるあるでもある、右膝の外側を炒めた。
通常ランナー膝。
幸いにも、全く走れないわけではなく、15キロ過ぎになると痛くなる。
なので、東京マラソンまでは、10キロ走にとどめ、練習をしました。
家から少し離れますが、オリンピックで専属ドクターを務めた経験のある先生がいる整形外科に行き見てもらいました。
すると先生から「プロだって練習以上に入念なストレッチとケアをやってるんだよ。アマチュアのあなたがやらなくて怪我をするのは当たり前なんだよ。分かる?」
とお叱りの言葉を頂き、反省。
※マッサージに関してはこちらをどうぞ
痛まない程度なら走っていいということと、東京マラソンは走っていいけど、膝痛くなるからね。と笑顔で言われました。
東京マラソン当日(会場まで)
いよいよ、東京マラソン当日。
朝から餅を3個平らげ、スポーツドリンクで給水しながら会場に向かいました。
朝早かったので、最寄駅には数人しかいませんが、明らかに東京マラソンの荷物を預ける袋を持ってる人が2、3人いてビックリした。
さすがに、この地域で当選してるのは私だけかと思ってたので。。。
慣れない東京への電車の乗り換えもなんとかこなしました。
トイレには乗り換えの駅で済ませました。※案の定会場では長蛇の列。
会場入り口では荷物検査があり、ここで折り畳み傘と飲み物は没収される羽目になりました。
※ちゃんとパンフレットには書いてある。
1人で来てるので、やることもなく、荷物を預けて早々にスタート地点に並びました。
「F」からのスタートだったので、スタート地点は全く見えず、アナウンスだけが聞こえてくる状態。
いよいよスタートが迫ると、国歌斉唱がながれ、サッカーの日本代表さながらに気持ちを高めました。
もちろん胸に手を当てて!
東京マラソンスタート
そして、いよいよスタート!
焦る気持ちが抑えられず、走りたいのですがスタート渋滞で10分くらい遅れてのスタート。
序盤は少し早いスピードでしたが、かなり余裕がありました。
この地点で、もはやランナーズハイになってたかもしれません。
少し下りなのもありました。
5キロ過ぎから、設定したペースに合わせようと時計をちょくちょく確認。
給水所では必ず水分補給を心がけました。
途中、周りがザワザワしていて、頭一つ大きい人が走っていました。
よく見ると、ビーチバレー選手の朝日健太郎選手。
他にも芸能人がたくさん走っているので、こういった楽しみは東京マラソンならではですね。
皇居あたりで、当時の都庁である舛添要一さんとハイタッチしたのは今でも会話のネタにしています。
ハーフまでは、順調でした。
少しペースは下がったものの、まだ走れる感じです。
そして、30キロ過ぎから体が悲鳴を上げだしました。
未知の距離で不安があり、特に右膝の具合が悪化したのです。
最初は徐々に痛みだし、なんとか走れましたが、後半の陸橋の坂がキツくて体力的にも膝も限界近かった。
でも、練習の30キロ走の時に1度休憩した後の走り出しがきつかったので、止まったらもう走れないかもという気持ちと、早く楽になりたい歩きたいという気持ちの戦い。
後半はほぼ気力のみで走っていました。
40キロ過ぎた時には、膝が痛過ぎて右足を庇うように走っていたため、左足も違和感が出てしまい、止まる事ともう2度とフルマラソンは走らないという事しか考えられませんでした。
あと少し走ったら止まろう。あの電信柱で止まろう。そうやって走っているうちに42km地点でゴールが見え、不思議とスピードが上がり、なんとか止まらずにゴールできました。
ゴール後は激痛
無事に初マラソンをゴールした喜びで感きわまるものがありました。
こんな自分でも頑張れば目標を達成できるんだと新たな自分を発見することができました。
フルマラソンを完走する事で本当の意味でランナーになれた気がしました。
喜びも束の間、もはや膝は限界でした。まともに歩けず、びっこを引いてゆっくりしか歩けません。
手すり無しでは階段に登れず、なんとも情けない姿。
とはいえ、帰りは電車なので歩かざる終えません。
なんとか足を引きずりながら、帰ったのがフルマラソンなみにシンドかったです。
そしてしばらくは膝痛で走れなくなりました。
もはや笑うしかありません。
まとめ
私がマラソンを始めたきっかけから、フルマラソンを完走するまでを振り返ってみました。
これからフルマラソンを走る人の参考になれば幸いです。
くれぐれも膝痛には気をつけてくださいね。
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